CSVファイルを任意のティラノ変数へ格納するプラグインです。
CSVのデータを、配列または連想配列へ変更します。
任意の f、sf、tf 変数を指定できます。
使い方
組み込み方法
- 「mc_loadcsv」フォルダを
data/other/pluin/
へ入れてください。 - CSVファイルは
data/other/pluin/mc_loadcsv/
へ保存してください。 -
first.ks
等に下記コードを記述しプラグインを読み込みます。※パラメータはありません。[plugin name="mc_lodcsv"]
-
[mc_loadcsv]
タグでCSVファイルを読み込みます。[mc_loadcsv file=sample.csv var="f.hoge" format=ObjectO split="_EOF" br="<br>"]
追加タグ
[mc_loadcsv]
CSVファイルを読み込む為のタグです。
※ [plugin]タグのみではCSVは読み込みません。
パラメーター
パラメータ | 必須 | 解説 | 初期値 |
---|---|---|---|
file | 〇 |
CSVファイル名(拡張子必要) ※CSVファイルは「mc_loadcsv」フォルダ内に保存してください。 ※http://~ のURLでも指定できます。 |
|
var | 〇 |
保存先変数名(f.hoge など) f、sf、tf 対応。 変数の階層は3段までです。(例:sf.hoge.fuga.foo) |
|
format | × |
配列パターンを指定します(Array/ArrayA/ArrayO/Object/ObjectA/ObjectO) ※formatは自分で作る事も可能です(後述) |
ArrayA |
split | × |
分割用文字列を指定します(文字列: _eof など) ※指定が無ければ改行で分割します |
\n |
br | × |
改行コードを指定の文字列に置換します。(文字列:<br> など) ※split指定必須 |
|
join | × |
CSVを追記する場合は true。 ※連想配列の場合、同じkeyの値は上書きになります。 |
false |
wait | × | 読み込みの完了を待つ場合は true。 | false |
format パラメータについて
折り畳み
Array
配列
行に関係なくだらだらと単純に配列にします。
A | B | C | ... | |
---|---|---|---|---|
1 | A1 | B1 | C1 | ... |
2 | A2 | B2 | C2 | ... |
3 | A3 | B3 | C3 | ... |
sf.hoge = [A1,B1,C1...,A2,B2,C2,...,A3,B3,C3,...]
ArrayA
配列-配列(多次元配列)
行ごとに配列になります。(デフォルト)
A | B | C | ... | |
---|---|---|---|---|
1 | A1 | B1 | C1 | ... |
2 | A2 | B2 | C2 | ... |
3 | A3 | B3 | C3 | ... |
f.hoge = [
[A1,B1,C1],
[A2,B2,C3],
...
]
ArrayO
配列-連想配列
行ごとに、連想配列を入れて行きます。
1行目がkeyになります(TIPプラグインと同じ)
A | B | C | ... | |
---|---|---|---|---|
1 | A1 | B1 | C1 | ... |
2 | A2 | B2 | C2 | ... |
3 | A3 | B3 | C3 | ... |
f.hoge = [
{A1:A2,B1:B2,C1:C2},
{A1:A3,B1:B3,C1:C3},
...
]
Object
連想配列
1行目に key と value が必須になります。
その他の項目は、あっても無視されます。
※A1=key、B1=value の場合
A | B | C | ... | |
---|---|---|---|---|
1 | key | value | C1 | ... |
2 | A2 | B2 | C2 | ... |
3 | A3 | B3 | C3 | ... |
f.hoge = {
A2:B2,
A3:B3,
...
}
ObjectA
連想配列-配列
1行目に key 必須です。 ※A1=key の場合
A | B | C | D | ... | |
---|---|---|---|---|---|
1 | key | B1 | C1 | D1 | ... |
2 | A2 | B2 | C2 | D2 | ... |
3 | A3 | B3 | C3 | D3 | ... |
f.hoge = {
A2:[B2,C2,D2,...],
A3:[B3,C3,D3,...],
...
}
このパターンどやって使うのかわからんです・・・
ObjectO
連想配列-連想配列
1行目に key 必須です。※A1=key の場合
A | B | C | D | ... | |
---|---|---|---|---|---|
1 | key | B1 | C1 | D1 | ... |
2 | A2 | B2 | C2 | D2 | ... |
3 | A3 | B3 | C3 | D3 | ... |
f.hoge = {
A2:{B1:B2,C1:C2,D1:D2,...},
A3:{B1:B3,C1:C3,D1:D3,...},
...
}
CSVファイルについて
- 文字コードは UTF-8 にしてください。
- CSVの値は、全て「文字列」になります。
-
ゲームに組み込む時は「mc_loadcsv」フォルダ内に保存してください。
フォルダ管理する場合は「file=フォルダ名/ファイル名」のように記述してください。
改行コードについて
セル内で改行コードを使いたい場合
-
CSVファイルの最後のセルに分割用のキー(本文に含まない文字)を記入します。
例:_EOF -
[mc_loadcsv]
タグにsplit
パラメータで分割用のキーを指定します。[mc_loadcsv split="_EOF" (他パラメータ略)]
※format=Object 以外の場合、分割用キーの後にあるデータは次の最初のデータとして扱われますのでご注意ください。
改行コードを一部置換、一部残したい場合
- 残したい改行の前に改行コード
\n
を記述してください。 [mc_loadcsv]
タグにbr
パラメータで置換文字を指定します。
format を自作する方法
折り畳み
-
関数名を
mc_loadcsv.hoge
と連想配列関数にします。(hoge
部分は任意)
引数1 は CSVデータ、引数2 はjoin時の元データが入ります。 - 変換後のデータを
return
で返します。 - 適当な名前のjsファイルにして「data/others」に保存します。
[plugin name=mc_loadcsv]
の後に[loadjs]
タグで呼び出します。-
[mc_loadcsv]
タグのformat
パラメータにhoge
を指定します。
※大文字小文字は正確に指定してください。
js
mc_loadcsv.hoge = function(data,oridata){
let newArray;
(何らかの処理)
return newArray;
};
ks
[plugin name=mc_loadcsv]
[loadjs file=hoge.js]
[mc_loadcsv 略 format=hoge]
ダウンロード
動作確認
ティラノスクリプト Ver521f
免責
このプラグインを使用したことにより生じた損害・損失に対して制作者は一切責任を負いません。
ライセンス
-
このプラグインは MITライセンス です。
ライセンス表示はjsファイル上部に記述しています。 - 利用報告・クレジット表記は任意です。
寄付のお願い
お役に立てましたら寄付を頂けるととても嬉しいです。
開発費やサイト運営費などに充てさせて頂きます。
詳細は利用規約を参照してください。
更新履歴
- 2023/05/01 ver1.01
- コード修正。MITライセンスへ変更。
- 2022/05/08 ver1.00
- 配布開始。